工務店か?ハウスメーカーか?比較の末に・・・
新築・注文住宅を「ハウスメーカー」と「工務店」のどちらを選ぶべきかは、家づくりの満足度を大きく左右します。「ハウスメーカーと工務店はどちらが良いんだろう?」と悩んでいる方も多いはず。本記事では、モツモツが家を新築するためにハウスメーカーと工務店に相見積もりを取った結果、どちらを選んだかについてご紹介します。
価格以外で比較したこと
前回のお話で、モツモツが相見積もりをとった工務店とハウスメーカーとでは2,360,000円の差があることをお話しました。
↓前回の記事はコチラ↓
この価格差だけでは決め切れなかったので、工事費以外について比較し、どちらに頼むか決めることにしました。
間取り
間取りについては、工務店です、はい。ここは比較するまでもない(笑)
↓なぜ工務店なのか知りたい人はコチラの記事へ↓
住宅性能
| 比較項目 | ハウスメーカー | 工務店 |
| 基礎 | ベタ基礎 | ベタ基礎 |
| 断熱材 | ウレタン吹き付け | ウレタンボード貼り付け |
| 耐震等級 | 3(最上級) | 3(最上級) |
| 外壁 | 窯業系サイディング | 不明 |
| 屋根 | セラミック瓦 | 不明 |
| 気密性(C値) | 0.5以下 | 0.5以下 |
| 換気システム | 第一種換気 | 第一種換気 |
他にも色々ありますが、大まかな内容はこの通りです。
アフターケア
新築後の保証について比較した結果です。
ハウスメーカー
・構造躯体(基礎・柱・梁・壁・床・屋根など)・・・30年
・防水・・・30年
・防蟻・・・30年
・地盤・・・20年
・住宅設備機器(システムキッチン、バス、洗面化粧台、トイレ、給湯器、インターホン、換気システム、食洗器)・・・10年 ※通電部の故障のみ
・定期点検・・・3ヶ月、1年、2年、5年、10年、15年、20年、以降10年ごとに70年まで
上記のうち、構造躯体・防水・防蟻の30年間は費用が掛かる内容の修繕工事を無償で行ってもらえるようです。
ただし、30年目以降の定期点検とその際に必要になった修繕工事をこのハウスメーカーで行うことが条件です。一種の囲い込みというやつですね。
30年目以降は延長保証という名目に変わり、定期点検は無料で実施してもらえますが、修繕費用は自分持ちとなります。

会社が倒産した場合については書いていないので不明です。まあ、30年間の無償保証は充実していると思いますので、少なくともそこまでは存続していてもらえれば(笑)
工務店
実は、工務店のアフターケアについては情報がありません。
というのも、初めての見積もりだったのでアフターケアのことまで知っておくべきということが分からず、また向こうからも説明は無かったためです。
分かることは、工務店の社長からいただいた手作りパンフレットには載っていなかったということです。
工務店のブログには、アフターケアを一番大切にしており、「住んでみてから想像と違ったり、修理やメンテナンス、トラブルなどがあったときに連絡できる人がいることが大切です」といった旨の内容が記載されていました。
[番外編]やっておけば良かったこと
ここまで記事を読まれた方ならお分かりだと思いますが、ハウスメーカーと工務店を比較するといったものの、特に住宅性能とアフターケアについて工務店の情報が足りず、根拠をもった比較が難しくなってしまいました。
もし過去に戻れるとしたら、
工務店やハウスメーカーから説明がなくても、「住宅性能とアフターケア」について細かく質問します。(見積もり提出時、もしくは見積もり提出前までに)
そうすればより平等な条件に近い状態で見積もり比較ができます。
「じゃあ、聞けばよかったじゃん」とツッコミが来そうですが、出張等の事情があり早々に決断を迫られおり、決断をこれ以上先送りにすることができなかったのです・・・
施工業者の決定
モツモツ一家が選んだ業者は?!
ハウスメーカーに決定!
決め手はというと、
- 住宅性能が高い(営業担当からも詳細に説明いただいたし、カタログも分かりやすかった)→住宅性能
- アフターケアがしっかりしている→保証
- 他ハウスメーカーと比べて急成長中である(経営基盤・経営戦略がしっかりしている印象)→信頼
- 価格が少しだが工務店より安い→価格
なぜもう片方を選ばなかった?
では、工務店はなぜ見送ったのか。
- 住宅性能が未知数→質問すればよかった。※二社とも長期優良住宅レベル
- アフターケアが未知数→質問すればよかった。
- 工務店に新築工事を直接依頼すれば価格はかなり抑えられると思っていたが、実際は違った。→価格
- ①~③の状態では安心して契約できなかった。
③についてはハウスメーカーの商流を考えれば分かります。ハウスメーカーは、自社で大工さんを雇っている訳では無く、新築の契約が取れたら地元(もしくは近県)の工務店に工事を発注します。工事するのは地元(もしくは近県)の工務店といっても、ハウスメーカーの人間が間に入って動いている以上、人件費等が発生するので、その分のお金を契約金額に上乗せしなければなりません。
この上乗せ金額が、契約金額の3分の1程度になるという話も聞いたことがありました。4千万円の契約ならそのうち1200万円がハウスメーカーの社員のお給料等になる、という具合です。
ですから、工務店とハウスメーカーではさぞ金額差があるのだろうと思っていました。ところが、金額差があるどころかハウスメーカーの方が安いではないか!
①住宅性能と②アフターケアについては未知数でしたが、ハウスメーカーが標準としている住宅性能やアフターケアとは比較にならないほど良いパフォーマンスがこの工務店に期待できるとは思えませんでした。それだけハウスメーカーの提供する情報が魅力的だったのです。
別の記事に書いた通り、この工務店には以前住んでいた義両親の家をリフォームしてもらいました。その時の対応や施工精度がとてもよかったことから、この工務店への信頼度と安心感は非常に高いです。
だからこそ、今回の新築もこの工務店に頼みたかった・・・
苦渋の決断でしたが、モツモツ一家はハウスメーカーを選びました。
最後まで悩んでいたのは妻の方でした。


罪悪感にかられながらも、間取りの使用について話をしに行くことにしました。
筋は通さねば・・・



施工はハウスメーカーにお願いするが、間取りは工務店の社長が考案したもの(とほぼ同じ)にしてもらいます。
工務店にお断りの連絡をするのに合わせて、この話をしに行きます。電話でできるような話ではないので、お忙しい中日程調整していただき、事務所に出向くことに。
新築工事お断りの連絡と、考案していただいた間取りとほぼ同じ間取りを使って建てたいことを伝えました。

なんとも暖かいお言葉をいただきました。心を痛めながらも、伝えたいことは伝えることができました。最後に、気持ちとしてビール箱等をお渡しして、工務店を後にしました。
翌日、ハウスメーカーと契約を交わしました。
※他社の間取りについては著作権も関わってきますので、そういった意味でも話は通しておくべきだと思います。
見積もり開始から契約までの所要日数
2月半ばに初めて工務店の社長に来訪いただき、3月末にハウスメーカーと契約を締結しましたので、ざっと1ケ月半かかりました。この間、週に1度、半日は工務店もしくはハウスメーカーとのやり取りがありました。
モツモツ一家は2社だけでもけっこう疲れました。複数社から話を聞く予定の方は、契約したい日から逆算して十分な打ち合わせ日数を確保できるかどうかや、打ち合わせを続ける体力・気力とも相談して決めましょう。


