新築・注文住宅で重要な「省エネ性能」とは?後悔しない家づくりのための基礎知識
新築や注文住宅を検討していると、間取りやデザイン、設備など気になるポイントがたくさんあります。しかし、家づくりで後悔しないために重要なのが**「省エネ性能」**です。
省エネ性能の高い住宅は、毎月の光熱費を抑えるだけでなく、住み心地や健康、さらには将来の資産価値にも大きく関わってきます。特に新築・注文住宅では、設計段階から住宅性能をしっかり考えることで、長く快適に暮らせる家を実現することができます。
この記事では、新築や注文住宅を検討している方に向けて、省エネ性能の基本知識やチェックすべきポイントを分かりやすく解説します。これから家づくりを始める方は、ぜひ参考にしてください。
新築・注文住宅で省エネ性能が重要な理由
近年、新築住宅や注文住宅では「省エネ性能」が非常に重要視されています。その理由には、主に次の4つがあります。
光熱費を大きく抑えられる
省エネ性能の高い住宅は、冷暖房の効率が良くなります。断熱性や気密性が高い家は外気の影響を受けにくく、エアコンなどの使用量を減らすことができます。
その結果、毎月の電気代やガス代を抑えることができ、長期的に見て大きなコスト削減につながります。
住宅は何十年も住むものです。新築・注文住宅では、初期費用だけでなくランニングコストまで考えた家づくりが重要です。
一年中快適な室内環境を実現できる
断熱性能が低い住宅では、冬は寒く夏は暑いという問題が起こりやすくなります。
一方、省エネ性能の高い住宅では
- 冬でも暖かい室内環境
- 夏の暑さを軽減
- 部屋ごとの温度差が少ない
といった快適な住環境を実現できます。
特に注文住宅では、設計段階から断熱性能を高めることで、一年を通して快適な暮らしができる住まいをつくることが可能です。
健康リスクの軽減につながる
住宅の断熱性能が低いと、部屋ごとの温度差が大きくなり、ヒートショックなどの健康リスクが高まる可能性があります。
省エネ性能の高い住宅は室温が安定しやすいため、体への負担を減らすことができます。家族が長く安心して暮らすためにも、住宅性能は重要なポイントです。
将来の住宅価値にも影響する
現在、日本では住宅の省エネ基準が強化されつつあります。今後は、住宅の性能が資産価値を左右する時代になると考えられています。
そのため、新築や注文住宅では将来の基準を見据えた省エネ性能を確保しておくことが大切です。
新築・注文住宅で知っておきたい住宅性能の基本
省エネ住宅を考える際に重要となるのが、住宅の基本性能です。特に次の3つは必ず確認しておきましょう。
断熱性能とは
断熱性能とは、外の暑さや寒さを室内に伝えにくくする性能のことです。
断熱性能が高い住宅では、外気の影響を受けにくくなるため、冷暖房効率が向上します。注文住宅では、断熱材の種類や厚み、施工方法などによって性能が大きく変わります。
断熱性能を高めることで、快適性と省エネの両方を実現できる住宅になります。
断熱性能について詳しく知りたい方はこちら↓
気密性能とは
気密性能とは、住宅のすき間の少なさを示す性能です。
どれだけ断熱性能が高くても、すき間が多い住宅では外気が入り込み、冷暖房効率が下がってしまいます。
気密性の高い住宅には
- 冷暖房効率が高い
- 室温が安定する
- 結露を防ぎやすい
といったメリットがあります。
注文住宅を建てる際は、気密測定を行っている住宅会社かどうかも確認しておくと安心です。
モツモツが発注した新築・注文住宅ハウスメーカーでは、気密測定を第三者機関により実施することが標準となっていました。地元の工務店で新築・注文住宅を検討している方も、気密測定実施の有無について聞いておいた方が良いでしょう。
気密性能について詳しく知りたい方はこちら↓
窓性能(サッシ・ガラス)
住宅の中で最も熱の出入りが多い場所が窓です。実は、住宅の熱損失の多くが窓から発生しています。
そのため、新築・注文住宅では窓の性能も重要になります。
代表的な対策としては
- 複層ガラス(ペアガラス)
- トリプルガラス
- 樹脂サッシ
などがあります。
窓性能を高めることで、断熱性能だけでなく防音性も向上します。
省エネ住宅の判断基準(住宅性能の数値)
住宅の省エネ性能を判断する際には、いくつかの指標があります。注文住宅を検討する際には、次の数値を確認しておきましょう。
断熱等級
断熱等級は、住宅の断熱性能を示す基準です。等級が高いほど断熱性能が高く、省エネ性能の高い住宅になります。
現在は、より高い断熱等級の住宅が求められる傾向にあります。
UA値(外皮平均熱貫流率)
UA値は、住宅の外皮(壁・屋根・窓など)からどれだけ熱が逃げやすいかを示す数値です。
数値が小さいほど断熱性能が高い住宅になります。
新築・注文住宅を建てる際は、住宅会社にUA値を確認しておくと住宅性能を比較しやすくなります。
C値(気密性能)
C値は住宅のすき間の量を示す数値です。数値が小さいほど気密性が高い住宅になります。
高気密住宅では冷暖房効率が高まり、省エネ効果も高くなります。
新築・注文住宅で取り入れたい省エネ設備
住宅の性能だけでなく、設備を工夫することでさらに省エネ効果を高めることができます。
例えば次のような設備があります。
- 太陽光発電
- 高効率給湯器(エコキュートなど)
- 高効率エアコン
- LED照明
これらを組み合わせることで、エネルギー消費を抑えた住宅を実現することができます。
特に注文住宅では、設備選びも自由度が高いため、省エネ設備をバランスよく取り入れることが重要です。
省エネ性能の高い注文住宅を建てるポイント
注文住宅で省エネ住宅を実現するためには、住宅会社選びも重要になります。
確認しておきたいポイントは次の通りです。
- 住宅性能の基準を明確にしている
- 断熱仕様を公開している
- 気密測定を実施している
- 省エネ設計の実績がある
モツモツが発注した新築・注文住宅ハウスメーカーでは、「使用する建材」「断熱等級設定」「耐震性能」「気密測定の実施」など、カタログを用いて明確に提示していましたので、住宅性能に対するイメージは何となくでも掴むことができました。
新築・注文住宅を地元の工務店で検討される方もいらっしゃると思いますが、良い性能を得るには当然価格も上がってきますので、単純に価格だけで判断するのではなく、上記のような内容についてよく質問し、納得した上で決めることが大切です。
住宅会社によって性能の考え方は大きく異なります。性能を数値で比較しながら検討することが、後悔しない家づくりにつながります。
新築・注文住宅の省エネ住宅に関するよくある質問
省エネ住宅は建築費が高くなりますか?
一般的に断熱性能を高めると建築費が多少上がる場合があります。ただし、光熱費の削減を考えると長期的にはメリットが大きいケースが多いです。
太陽光発電は必ず必要ですか?
必ずしも必要ではありませんが、電気代の削減や災害時の備えとして導入を検討する家庭は増えています。
注文住宅ではどの断熱性能を目指すべきですか?
地域によって異なりますが、将来の基準を考えると高い断熱性能を目指す住宅会社が増えています。
まとめ|新築・注文住宅は省エネ性能で後悔しない家づくりを
新築や注文住宅では、デザインや間取りだけでなく省エネ性能を重視することが重要です。
省エネ性能の高い住宅には
- 光熱費を抑えられる
- 快適な住環境を実現できる
- 健康リスクを軽減できる
- 将来の住宅価値につながる
といった多くのメリットがあります。
これから新築・注文住宅を検討する方は、断熱性能や気密性能、窓性能などの住宅性能をしっかり確認しながら、長く快適に暮らせる省エネ住宅を目指しましょう。


